「製パン」→求められる離型油とは?
製パン工場 焼成用離型油
何を使うか? 塗布方法で違いが出ます。
エアゾールスプレー
製パン工場でもエアゾール離型油を多く使用していることもあり、コスト削減することも可能。
固形油脂
ハケ、モップで接触して塗る為、異物対策が必要。
改善は「異物対策」と「コスト」
製パン工場 ボックスオイル
異物対策と作業性の向上
ボックスオイルの塗布は、エアーガンを使用することで異物対策と同時に、刷毛等よりも早く塗れ作業性が向上します。
中小規模の製パン工場では、ドゥボックスへの離型油塗布を刷毛・モップで行っているところも多いです。
塗布方法で改善
製パン工場 デバイダーオイル
工場毎に仕様が異なる
分割機に使用するデバイダーオイルに求められる性能は酸化安定性(油が劣化しない)ですが、かなり工場間で格差があるのが実態です。
酸化安定性が高ければ、機械への負担や汚れ対策になります。
周辺に小麦粉が舞っていることが多く、デバイダーオイルだけが汚れの原因でないことから、
コスト優先にする工場も多いです。
選定は、コスト重視か? 機能性か?
最近の離型油動向
風味の改善
- 従来は日持の長い(賞味期限の長い)製品にニーズが集中していた。
- 製品の差別化のために、賞味期限の短くても、わずかな風味に差をつけるべく、改良に注力するメーカーが増加している。
人員不足対応 (フードロス改善・作業性改善 等)
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最近の人手不足を背景に、製パン製菓を問わず、省人力化を目指す動きが加速している。
離型油塗布の工程では、従来は手塗りの工程を機械化することもある。 - ロス率改善や汚れの軽減(洗浄作業の効率化)を目指す動きも増加している。
異物やフードセーフティ対策
インターネット等の普及により、食品工場の異物等のクレームが拡散しやすい環境がますます進行している。
離型油においても、手塗りからスプレー方式といった「非接触」の塗布方式への転換等、
フードセーフティ対策の一環での見直しの動きが加速している。
離型油塗布は難しい
塗布方法も一緒にご提案
機器選定のポイント
- 接液部SUS製
- スプレー時の飛散の少なさ
- 使いやすさ、作業性
- 壊れにくさ・頑丈
- 離型油との相性・必要性能
油脂スプレーに最適なノズルの選定
材質だけでなく実際のスプレーも判定する